Linuxで作成したCSVファイルをWindows 11で文字化けさせない方法

RHEL系Linuxで作成したCSVファイルをWindows 11で文字化けさせない方法

RHEL系のLinuxで作成したCSVファイルをWindows 11で開くと、文字化けが発生することがあります。これは、LinuxとWindowsで標準的に使用されている文字コードが異なるためです。

  • Linux:UTF-8
  • Windows:Shift-JIS

そこで、CSVファイルをWindows 11で文字化けさせずに表示させるためには、以下のいずれかの方法で文字コードを変換する必要があります。

Linux側で文字コードをUTF-8をShift-JISに変換する

iconvコマンドを利用してShift-JISに変換

iconvコマンドは、文字コードを変換するためのコマンドです。ターミナルで以下のコマンドを実行することで、CSVファイルの文字コードをUTF-8からShift-JISに変換できます。

$ iconv -f UTF-8 -t Shift-JIS -o output.csv input.csv
  • input.csv:変換元のCSVファイル名
  • output.csv:変換後のCSVファイル名

上書き変換する場合

ファイルを上書き変換する場合は、[-i]オプションを使用します

$ iconv -f UTF-8 -t Shift-JIS -o input.csv input.csv -i

nkfコマンドを利用してShift-JISに変換

nkfコマンドも、文字コードを変換するためのコマンドです。以下のコマンドを実行することで、CSVファイルをUTF-8からShift-JISに変換できます。

$ nkf -s input.csv > output.csv
  • input.csv:変換元のCSVファイル名
  • output.csv:変換後のCSVファイル名

上書き変換する場合

ファイルを上書き変換する場合は、[–overwrite]オプションを使用します。

$ nkf -s --overwrite input.csv

Excelのインポート機能を利用する

Excelには、CSVファイルをインポートする機能があります。この機能を利用することで、文字コードを自動的に判別し、適切に表示することができます。

  1. Excelを開き、「データ」タブの「外部データの取り込み」グループにある「テキストファイル」をクリックします。
  2. CSVファイルを選択し、「インポート」をクリックします。
  3. 「テキストファイルウィザード」が表示されます。「次へ」をクリックし、「区切り文字」で「カンマ」を選択します。
  4. 「次へ」をクリックし、各列のデータ形式を指定します。
  5. 「完了」をクリックすると、CSVファイルがExcelにインポートされます。

まとめ

RHEL系Linuxで作成したCSVファイルをWindows 11で文字化けさせないためには、以下のいずれかの方法で文字コードを変換する必要があります。

  • iconvコマンド
  • nkfコマンド
  • Excelのインポート機能

どの方法を選ぶかは、状況や好みによって異なります。重要なのは、文字コードの違いを理解し、適切な対処法を選択することです。

 

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