CentOS manコマンドを日本語表示にする
manコマンドを日本語に変更する
Manコマンドの出力が英語表記の場合だと、わかりにくいので日本語表記の方法を紹介します
日本語のmanページをyumでインストール
日本語で作成されているManページをyumでインストールします。
# yum install man-pages-ja
日本語ローケルを設定する
サーバのローケルが日本語となっているか確認します。日本語ではない場合は日本語に設定します
ローケルがどのようになっているか確認します
「echo $LANG」と入力すればローケルの設定が確認できます
$ echo $LANG ja_JP.UTF-8
「locale」でも確認出来ます。このサーバでは「ja_JP.UTF-8」と設定されています
$ locale LANG=ja_JP.UTF-8 LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8" LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8" LC_TIME="ja_JP.UTF-8" LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8" LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8" LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8" LC_PAPER="ja_JP.UTF-8" LC_NAME="ja_JP.UTF-8" LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8" LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8" LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8" LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8" LC_ALL=
下記のようにローケルが英語となっている場合は、export LANG=~で日本語に設定します。
$ echo $LANG en_US.UTF-8 # 日本語(ja_JP.utf8)に設定します $ export LANG=ja_JP.UTF-8 $ echo $LANG ja_JP.utf8
export コマンドでログインしている間は有効ですが、ログアウトすると前の設定に戻りますので、恒久的に変更する場合は必要があります。CentOS 6.x, CentOS 7.xでは変更方法違うのでOSに合わせて変更して下さい
【CentOS 6.x】
CentOS 6系では、 /etc/sysconfig/i18nファイルを編集します。以下では、 ローケルを「en_US.UTF-8」に設定しています
# vi /etc/sysconfig/i18n LANG="en_US.UTF-8" 再ログインすると設定したローケルに反映するが、今のセッションに反映するには「source」コマンドを使用します # source /etc/sysconfig/i18n
【CentOS 7.x】
CentOS 7系では、 /etc/sysconfig/i18nがありません。「localectl set-locale ~」コマンドを仕様して変更します。以下では、 ローケルを「LANG=ja_JP.utf8」に設定しています
# localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 # localectl status System Locale: LANG=ja_JP.utf8 VC Keymap: jp106 X11 Layout: jp 再ログインすると設定したローケルに反映するが、今のセッションに反映するには「source」コマンドを使用します # source /etc/locale.conf
ローケルを日本語にして日本語のmanページがインストールされていれば、下記のようにmanコマンドの結果が日本語となります
$ man ls LS(1) ユーザーコマンド LS(1) 名前 ls - ディレクトリの内容をリスト表示する 書式 ls [オプション]... [ファイル]... 説明 FILE に関する情報を一覧表示します (デフォルトは現在のディレクトリ)。 -cftuvSUX または --sort が指定されない限り、要素はアルファベット順で並べ替えられます。 長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。
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