yum update でOSのバージョンを上げない [CentOS]
yum update でkernelを除外する
通常では、[yum update]を叩くとカーネルのバージョンが上がりOSのバージョンがあがります
構築したサーバーの仕様で、OSのバージョンを上げたくない場合があると思います。
その場合は、以下の方法でOSをバージョンを上げないで、yum updateの際に、「kernel」・「centos」を除外してUPDATEをおこないます、本記事ではその方法を紹介します
updateの時にオプションを使う
yum updateの時に、exclude=kernel* などのオプションをつけてyumコマンドを実行すると、「kernel」・「centos」を含まれるパッケージを外してupdateできます
対応OS:CentOS 6.x, CentOS 7.x
※ CentOS 8 の場合は、yumコマンドをdnfコマンドに置き換えてください
$ sudo yum update --exclude=kernel* --exclude=centos*
/etc/yum.conf を編集する
/etc/yum.confを編集して、exclude=kernel* centos*を追記して「kernel」・「centos」を除外すると、yum updateを叩いてもカーネルのバージョンは上がりません
対応OS:CentOS 6.x, CentOS 7.x
※ CentOS 8 の場合は、exclude [パッケージ名]を、excludepkgs=[パッケージ名] に置き換えてください
$ sudo vi /etc/yum.conf [main] cachedir=/var/cache/yum/$basearch/$releasever keepcache=0 debuglevel=2 logfile=/var/log/yum.log exactarch=1 obsoletes=1 gpgcheck=1 plugins=1 installonly_limit=5 bugtracker_url=http://bugs.centos.org/set_project.php?project_id=19&ref=http://b ugs.centos.org/bug_report_page.php?category=yum distroverpkg=centos-release exclude=kernel* centos* #この行を追加
/etc/sysconfig/kernel を編集する
/etc/sysconfig/kernelを編集して、UPDATEDEFAULT をNOに設定
この設定をおこなうと、yumコマンドカーネルがアップデートしても、すでに起動しているカーネルのバージョンで起動するようになります。
このオプションを使用しない場合は、通常ではカーネルをUPDATEすると最新のバージョンのカーネルで起動します
対応OS:CentOS 6.x, CentOS 7.x, CentOS 8.x
$ sudo vi /etc/sysconfig/kernel #UPDATEDEFAULT=yes # yes をコメントアウトして no に設定する UPDATEDEFAULT=no
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