WSLでインストールしたLinuxのディストリビューションを削除

WSLでインストールしたLinuxのディストリビューションを削除する方法

WSLでインストールしたLinuxのディストリビューションを削除する方法を紹介します。
削除方法は、設定内の「インストールされているアプリ」からアンインストールする方法と、PowerShellで「wsl –unregister [ディストリビューション名]」コマンドで削除する方法があります

各削除する方法で違いの概要は以下となります

方法 削除される内容
「インストールされているアプリ」からアンインストール Windowsアプリ(ストアアプリ)としてのLinux 仮想ディスク(ext4.vhdx)など WSL の中のデータや設定が残る可能性あり
wsl –unregister コマンド WSL 上の 仮想ディスク、ファイル、ユーザー設定などが完全削除される Linux アプリ(ストアアプリ)としては残る(スタートメニュー等に表示される

「設定」内の「インストールされているアプリ」からアンインストールする

WindowsストアからLinuxをインストールした場合は、「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」から該当のディストリビューションを削除する事が可能です
但し、仮想ディスク(ext4.vhdx)など WSL の中のデータや設定が残る可能性ありので、コマンドラインから削除したほうが良いです。

また、PowerShellを起動して「wsl –install -d [ディストリビューション名]」でインストールした場合は、上記の「インストールされているアプリ」には表示されません

コマンド(wsl –unregister [ディストリビューション名])で削除する

Windowsストアからインストールしていない場合は、この方法で削除します。
また、Windowsストアから削除してもインストールしたディストリビューションの仮想ディスク(ext4.vhdx)など WSL の中のデータや設定が残る可能性ありますのでコマンドラインからも削除することを推奨します

コマンドはPowerShell・コマンドプロンプトより、wsl –unregister [ディストリビューション名] で削除されます
コマンドの結果で「登録解除。」と表示されれば削除されています

書式:wsl –unregister [ディストリビューション名]

# Debian はWindowsストアよりインストールしています
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --unregister Debian
登録解除。
指定された名前のディストリビューションはありません。
エラー コード: Wsl/Service/WSL_E_DISTRO_NOT_FOUND

# Ubuntuを削除する。こちらはコマンドラインからインストールしている
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --unregister Ubuntu-24.04
登録解除。
この操作を正しく終了しました。

削除したディストリビューションが削除されているか確認する

# Debian がリストより表示されていないか確認します
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list --verbose
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-24.04 Stopped 2

# 全てのディストリビューションを削除した場合
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list --verbose
Linux 用 Windows サブシステムにインストールされているディストリビューションはありません。
この問題を解決するには、以下の手順に従ってディストリビューションをインストールしてください:

'wsl.exe --list --online' を使用して利用可能な配布を一覧表示する
および 'wsl.exe --install <Distro>' を使用してインストールしてください。

 

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