RHEL系で時刻同期の確認【chronyc】
RHEL7 以降、NTPサーバーは「chronyc」になっています。時刻同期の状況を確認するには「chronyc sources」とコマンドを叩くと以下のように時刻同期の状況が確認できます
$ chronyc sources MS Name/IP address Stratum Poll Reach LastRx Last sample =============================================================================== ^* 108.61.73.243 2 6 377 2 -203us[+1374us] +/- 96ms ^- 108.61.73.244 2 6 377 48 +3077us[+4654us] +/- 109ms ^- lithium.constant.com 2 6 377 2 +1409us[+1409us] +/- 112ms
chronyc sources コマンドで出力される記号の意味は以下になります
- ^*:選択された優先サーバー(先述の通り)。時刻同期に使用されているサーバー。
- ^-:バックアップサーバー。時刻同期に現在使用されていないが、バックアップとして認識されている。
- ^+:他の適切なサーバー。
chronyd
はこのサーバーをバックアップ候補としていますが、今は同期元として選択されていません。同期元のサーバーが使用できない場合に選ばれる可能性があります。 - ^?:このサーバーは不明な状態です。まだ到達可能なサーバーかどうかの判断ができていません。
- ^~:このサーバーは
chronyd
に認識されていますが、現在は時刻同期に使用されていません。また、バックアップ候補としても使われません。 - ^x:このサーバーは時刻同期の候補から除外されています。
chronyd
はこのサーバーを信頼できない、または何らかの問題があると判断しています。
「chronyc」のインストール方法は過去の記事になりますが、「Chrony インストール [CentOS 7.x, CentOS 8]」を参照にしてください
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