Chrony インストール [CentOS 7.x, CentOS 8]
Chrony インストール
CentOS 7、CentOS8では、NTPクライアントは「ntpd」ではなく、「Chrony」に変更されています。
本記事では、新しいNTPクライアント・サーバーの「Chrony」のインストール方法を紹介します
NTP サーバ停止
基本的にはntpdの停止は不要ですが、NTPの自動起動とサービス停止を実施している場合は、ntpdを起動している場合は停止します
$ sudo systemctl stop ntpd $ sudo systemctl disable ntpd
chrony インストール
CentOS 7の場合は、「yum」で、CentOS 8の場合は 「dkf」でChrony をインストールします
# CentOS 7 $ sudo yum install chrony # CentOS 8 $ sudo dkf install chrony
NTPサーバー設定
初期状態から変更箇所は、ほぼありませんが同期するサNTPサーバーをインターネットマルチフィード社の「mfeed」に設定します。
サーバーとして利用してNTPクライアントからアクセスが有る場合は、接続するネットワークアドレスを設定します。
下記の場合は「192.168.1.0/24」のアドレス帯のアクセスを許可しています
$ sudo vi /etc/chrony.conf server 0.centos.pool.ntp.org iburst server 1.centos.pool.ntp.org iburst server 2.centos.pool.ntp.org iburst server 3.centos.pool.ntp.org iburst ### ↓ コメントアウトし以下に変更 server ntp1.jst.mfeed.ad.jp server ntp2.jst.mfeed.ad.jp server ntp3.jst.mfeed.ad.jp $ sudo allow 192.168.0.0/16 # ↓変更 allow 192.168.1.0/24 # <= 追加(自分のネットワークアドレス帯に設定)
Chrony 起動・自動起動
設定が終わると、Chronyの起動と自動起動をONに設定します
# chronyd起動 $ sudo systemctl restart chronyd # chronyd 自動起動設定 $ sudo systemctl enable chronyd ln -s '/usr/lib/systemd/system/chronyd.service' '/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/chronyd.service' # chronyd 自動起動設定 確認 $ sudo systemctl list-unit-files -t service | grep chronyd chronyd.service
時刻同期の確認
時刻同期しているか確認します。ntpqコマンドの「ntpd -p」と同じようなコマンドです
$ sudo chronyc sources 210 Number of sources = 3 MS Name/IP address Stratum Poll Reach LastRx Last sample =============================================================================== ^+ ntp1.jst.mfeed.ad.jp 2 9 377 125 -66us[ -66us] +/- 46ms ^* ntp2.jst.mfeed.ad.jp 2 10 377 333 -397us[ -229us] +/- 47ms ^+ ntp3.jst.mfeed.ad.jp 2 9 377 470 +482us[ +634us] +/- 86ms
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