MariaDB 5.x から10.xにバージョンアップ
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CentOS 7.x でMariaDB 10.3にバージョンアップする
CentOS 7.x 系では、yumコマンドでインストールするとMariaDBのバージョンは5.6系が最新版となり、Wordpressで推奨されているバージョンの10.xは使用できません。
MariaDBの10.x系をインストールするには、10.x系をインストールできるリポジトリを追加してからインストールすると10.x系にバージョンアップできます
MariaDBのリポジトリ追加
公式サイトのリポジトリサイトから記事を記載時にの最新版である10.3のリポジトリを追加します。手動でも追加できますが、セットアップ用のスクリプトがあるのでそのスクリプトをCurlでダウンロードしてから、bashに渡します
# リポジトリを追加します $ curl -sS https://downloads.mariadb.com/MariaDB/mariadb_repo_setup | sudo bash # セットアップが完了するとMariaDBのリポジトリが追加されています $ cat /etc/yum.repos.d/mariadb.repo [mariadb-main] name = MariaDB Server baseurl = https://downloads.mariadb.com/MariaDB/mariadb-10.3/yum/rhel/$releasever/$basearch gpgkey = file:///etc/pki/rpm-gpg/MariaDB-Server-GPG-KEY gpgcheck = 1 enabled = 1
MariaD 10.3をインストール
MariaDB 10.3をインストールする前に、MariaDBが起動している場合は停止してからyumコマンドで最新版にバージョンアップします
# mariadbを停止します $ sudo systemctl stop mariadb 最新版のMariaDBをインストールします $ sudo yum update mariadb-server # mariadbを起動します $ sudo systemctl start mariadb
最新版のMariaDBが起動したら、10.3系になっているか確認します
$ mysql --version mysql Ver 15.1 Distrib 10.3.13-MariaDB, for Linux (x86_64) using readline 5.1
MariaDBのエラーログの出力
私の環境ではバージョンアップしたらエラー出力の場所が変更になったから以前の場所に出力されなくなっていたので、「/etc/my.cnf.d/server.cnf」の設定を変更してエラーログを任意の箇所に出力されるように変更しました
# エラーログを任意の場所に出力します $ sudo vim /etc/my.cnf.d/server.cnf [mysqld] log-error=/var/log/mariadb/mariadb.log # mariadbを再起動します $ sudo systemctl restart mariadb
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