強制的にハードディスクを外す(macOS)
macOSで外付けHDが取り外しできない場合の対処方法
Time Machine等で外付けHDにバックアップを取った場合にバックアップ終了後、外付けHDを取り外してもエラーになって外付けHDが外せない場合の対処方法ですが、umountコマンドに強制アンマウントのオプションの「-f」をつける事で強制アンマウントできます。
強制アンマウントですので、外付けHDにアクセスがある状態ではディスク故障の恐れもあるのでアクセス中は控えたほうが良いと思います
取り外せないHDに「umount」で強制アンマウントする
「umount」コマンドを使うにはCUIのターミナル操作になるのでターミナルを起動します。umountコマンドは以下の書式となります
書式:umount (デバイス名 or マウントポイント)
デバイス及びマウントポイントは「df」コマンドで確認できるのでdfコマンドで確認します。外付けHDの容量は2TBほどですので、下記の結果では Sizeを確認すると「1.8Ti」となっているので対象のHDがわかります、外付けHDは「/dev/disk2s2」となります
$ df -h Filesystem Size Used Avail Capacity iused ifree %iused Mounted on /dev/disk1s1 234Gi 157Gi 73Gi 69% 1113180 9223372036853662627 0% / devfs 188Ki 188Ki 0Bi 100% 651 0 100% /dev /dev/disk1s4 234Gi 3.0Gi 73Gi 4% 3 9223372036854775804 0% /private/var/vm map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /home /dev/disk2s2 1.8Ti 260Gi 1.6Ti 14% 2614914 4292352365 0% /Volumes/backup
アンマウントはroot権限で行なったほうがいいので「sudo umount /dev/disk2s2」とコマンドを叩いて、アンマウントしますが「Resource busy — try 'diskutil unmount’」となりアンマウントできません
$ sudo umount /dev/disk2s2 umount(/Volumes/backup): Resource busy -- try 'diskutil unmount'
強制アンマウントのオプション「-f 」をつけて強制的にHDを取り外すと、アンマウントできます
$ sudo umount -f /dev/disk2s2 # 外付けHD(/dev/disk2s2)が取り外せているか確認 $ df -h Filesystem Size Used Avail Capacity iused ifree %iused Mounted on /dev/disk1s1 234Gi 157Gi 73Gi 69% 1113193 9223372036853662614 0% / devfs 188Ki 188Ki 0Bi 100% 651 0 100% /dev /dev/disk1s4 234Gi 3.0Gi 73Gi 4% 3 9223372036854775804 0% /private/var/vm map -hosts 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /net map auto_home 0Bi 0Bi 0Bi 100% 0 0 100% /home
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