yum update でOSのバージョンを上げない [CentOS]

2020-12-14

yum update でkernelを除外する

通常では、[yum update]を叩くとカーネルのバージョンが上がりOSのバージョンがあがります
構築したサーバーの仕様で、OSのバージョンを上げたくない場合があると思います。
その場合は、以下の方法でOSをバージョンを上げないで、yum updateの際に、「kernel」・「centos」を除外してUPDATEをおこないます、本記事ではその方法を紹介します

updateの時にオプションを使う

yum updateの時に、exclude=kernel* などのオプションをつけてyumコマンドを実行すると、「kernel」・「centos」を含まれるパッケージを外してupdateできます

対応OS:CentOS 6.x, CentOS 7.x
※ CentOS 8 の場合は、yumコマンドをdnfコマンドに置き換えてください

$ sudo yum update --exclude=kernel* --exclude=centos*

/etc/yum.conf を編集する

/etc/yum.confを編集して、exclude=kernel* centos*を追記して「kernel」・「centos」を除外すると、yum updateを叩いてもカーネルのバージョンは上がりません

対応OS:CentOS 6.x, CentOS 7.x
※ CentOS 8 の場合は、exclude [パッケージ名]を、excludepkgs=[パッケージ名] に置き換えてください

$ sudo vi /etc/yum.conf
[main]
cachedir=/var/cache/yum/$basearch/$releasever
keepcache=0
debuglevel=2
logfile=/var/log/yum.log
exactarch=1
obsoletes=1
gpgcheck=1
plugins=1
installonly_limit=5
bugtracker_url=http://bugs.centos.org/set_project.php?project_id=19&ref=http://b
ugs.centos.org/bug_report_page.php?category=yum
distroverpkg=centos-release
exclude=kernel* centos* #この行を追加

/etc/sysconfig/kernel を編集する

/etc/sysconfig/kernelを編集して、UPDATEDEFAULT をNOに設定
この設定をおこなうと、yumコマンドカーネルがアップデートしても、すでに起動しているカーネルのバージョンで起動するようになります。
このオプションを使用しない場合は、通常ではカーネルをUPDATEすると最新のバージョンのカーネルで起動します
対応OS:CentOS 6.x, CentOS 7.x, CentOS 8.x

$ sudo vi /etc/sysconfig/kernel
#UPDATEDEFAULT=yes # yes をコメントアウトして no に設定する
UPDATEDEFAULT=no 

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