RHEL系(CentOS, Rocky Linux, AlmaLinuxなど)では、サーバーの起動時に/etc/fstab に書かれているディスクが故障などで認識できなかったりして、マウントできずにメンテンスモード移行したりfsckの画面で止まるケースがあります。
今はクラウドに移行しているので物理サーバーでの運用するケースは減っていますが、サーバーの起動時に失敗してメンテンスモードやfsckの画面で停止すると、現地での復旧作業となります。
できるだけデーターセンターでの作業をおこないたくないので、/etc/fstab でディスクがマウントしなくても起動するようにオプションを設定します
起動時にマウントに失敗してもそのまま起動するには、下記のように/etc/fstab のマウントオプションに nofail を追加します。
# RHEL7 系以降 $ sudo vim /etc/fstab /dev/sdb1 /mnt/data ext4 defaults,nofail 0 0 # RHEL6 系の場合 $ sudo vim /etc/fstab /dev/sdb1 /mnt/data ext4 defaults,nobootwait 0 0
オプションの詳細
- 「nofail」は、デバイスが無くても起動を継続するオプション
- RHEL6系では、systemd が採用されていないので「nofail」ではなく「nobootwait」を利用します
- 末尾の「0 0」は、ダンプしない、fsckチェックしないの意味で、マウント失敗時のチェック段階で停止しにくくなります
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