SSH(ターミナル)ログインするとカレントディレクトリがフルパス表示
Ubuntuを利用しているとディレクトリを移動すると移動したカレントディレクトリがプロンプトに表示されます。階層が深くない場合特に問題はないですが、深い階層だと見にくくなります。
RHEL系だと、カレントディレクトリにいる階層のディレクトリ名で表示されるので、そのような感じに変更する方法を紹介します。
具体的には、Bashのプロンプト設定を変更します。変更箇所はPS1環境変数を修正します。変更するのは使用するユーザーごとに変更する必要があります
admin@www01:~$ cd /var/tmp/test/log admin@www01:/var/tmp/test/log$
プロンプトのPS1変数について
ホームディレクトリにある「.bashrc」のファイル内のPS1環境変数を変更します。
PS1の環境変数には以下のような変数があります
| \u | ユーザー名 |
| \h | ホスト名(短い形式) |
| \w | カレントディレクトリのフルパス |
| \W | カレントディレクトリのベース名(最後のディレクトリ名) |
| \$ | 一般ユーザーなら$, rootユーザーなら# |
「.bashrc」を変更する
1.ホームディレクトリに移動します
$ cd ~
2.「.bashrc」を編集します
$ vim .bashrc
3..bashrcファイルの中に、PS1という文字列で始まる行を探します。その箇所で「w」を「W」に変更します
$ vim .bashrc
# PS1の箇所で、既存の設定はコメントアウトして、「w」を「W」に変更したのを追加
# PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\w\[\033[00m\]\$ '
PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\[\033[01;32m\]\u@\h\[\033[00m\]:\[\033[01;34m\]\W\[\033[00m\]\$ '
# PS1の箇所で、既存の設定はコメントアウトして、「w」を「W」に変更したのを追加
# PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\w\$ '
PS1='${debian_chroot:+($debian_chroot)}\u@\h:\W\$ '
4.変更した設定を反映します。変更を反映させるには、現在のセッションで再接続するか、.bashrcを再読み込みします。下記は最読みの方法です。
セッションで再接続する場合は、SSH接続を一旦切断後、再度ログインします
$ source ~/.bashrc


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