Nextcloudでログのパラメータ変更(occコマンド)
ログ関係のパラメータについて
Nextcloudでログ関係のパラメータを変更します。Nextcloudをアップデートして管理画面にログインするとログファイルにWARNINGが上がっていたりして警告が表示されるケースが多くなってきたのでログ出力をERROR以上に変更したいので、ログ関係のパラメータを変更します。
Nextcloudログの出力パラメータを確認について
ログ関係のパラメータを確認するには「occ」コマンドを使用して「log:manage」のオプションを使用します。sudoの後のNextcloudを利用しているユーザーは使用される環境に合わせてください。
RHEL系でApache を使用している場合は「apache」、Nginxを利用している場合は「nginx」となります。
# Nextcloudがインストールされているディレクトリに移動します # cd /var/www/html/nextcloud # occコマンドでログ関係のパラメータを確認します # sudo -u apache php occ log:manage Enabled logging backend: file Log level: Warning (2) Log timezone: UTC
上記では、file に出力して、ログレベルはWarning 以上で、タイムスタンプはUTCを使用しています。各パラメータの詳細は以下となります
【–backend=BACKEND】
Nextcloudログ出力のバックエンド処理方法を指定できます
- file
- syslog
- errorlog
- systemd
【–level=LEVEL】
Nextcloudログの出力レベルを指定できます
- debug (0) (すべてのアクション、最も詳細なロギング)
- info (1) (ユーザーログインやファイルアクティビティなどのアクティビティに加えて、警告、エラーをロギング)
- warning (2) (警告(=処理が成功したものの潜在的な問題があるもの)、エラーをロギング)
- error (3) (エラーをロギング)
【–timezone=TIMEZONE】
Nextcloudログに記録する日時のタイムゾーンを指定できます。タイムゾーンはPHPのタイムゾーン指定となります
使用例
- タイムゾーンを日本時間に変更する
# sudo -u apache php occ log:manage --timezone Asia/Tokyo Enabled logging backend: file Log level: Warning (2) Log timezone: Asia/Tokyo
- ログレベルをErrorに変更する
# sudo -u apache php occ log:manage --level=error Enabled logging backend: file Log level: Error (3) Log timezone: Asia/Tokyo
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