WordPressを、memcachedで高速化する
memcachedを利用するプラグインを利用して、WordPressを高速化する
以前の記事「CentOS 7 MemcachedをPHPと連携して使用する」でWEBサーバーにMemcachedをインストールしたので、Wordperssと連携して高速化してみます。WordperssでMemcachedを利用するには「Memcached Redux」と「WP Memcached Manager」のプラグインを必要です。
「Memcached Redux」と「WP Memcached Manager」をインストールする
WordPressの管理画面の「プラグイン」-「新規追加」の順に選択して、「Memcached Redux」と「WP Memcached Manager」してインストールします。有効化する前に「wp-config.php」を編集したり「wp-content」のディレクトリにシンボリックリンクを貼る必要があるので、「有効化」をしないので下さい
「object-cache.php」へのシンボリックリンクを設定する
「Memcached Redux」を使用するためには、「<WEBディレクトリ>/wp-content/object-cache.php」とディレクトリ構成にする必要があります。今回はSSHを利用できる環境ですので、シンボリックリンクを貼って対応します。WordperssをインストールしているWEBコンテンツの領域は環境によって異なるので、適宜読み替えて作業を行ってください
# WordPressがインストールされている場所が「/var/www/vhosts/examle.com/html」の場合の例です $ cd /var/www/vhosts/examle.com/html/wp-content/ #シンボリックリンクを貼ります $ ln -s plugins/memcached-redux/object-cache.php . # シンボリックリンクが生成されているか確認します $ ls -l | grep object-cache.php lrwxrwxrwx 1 root root 40 4月 27 13:40 object-cache.php -> plugins/memcached-redux/object-cache.php
「wp-config.php」を編集する
memcachedを単一のWordPressで使用する場合は問題ありませんが、複数のWordPressで使用する場合、キャッシュが混じって不具合が発生すること場合がありますので、それを回避するためには、「wp-config.php」に、「WP_CACHE_KEY_SALT」の設定を追加して、他のサイトで使用する「WordPress」とキャッシュが混じらないように設定します
# 念の為にバックアップを取ります $ cp /var/www/vhosts/examle.com/html/wp-config.php /var/www/vhosts/examle.com/html//wp-config.bak $ vim /var/www/vhosts/examle.com/html/wp-config.php # 最終行に下記の追記します define('WP_CACHE_KEY_SALT', '認識名(ホスト名等)' );
プラグインの有効化
設定が一通り終わると、「管理画面」 → 「プラグイン」 → 「インストール済みのプラグイン」のプラグイン一覧から、「Memcached Redux」と「WP Memcached Manager」を有効化します。
プラグインを有効化したら、WP Memcached Manager 設定を行います。管理画面に「Memcached」設定メニューが追加されるので「Edit servers」を選択して編集画面にします
Memcachedを標準的なインストールした場合は、以下のように設定して「Add Server」をクリックして終了です
- Server IP / Hostname: 127.0.0.1
- Server Port: 11211
Memcachedの動作確認(WP Memcached Manager)
管理画面のダッシュボードのメニューから「Memcached」を選択するとステータスを確認できますので、正しく動作しているかを確認できます
「WP Memcached Manager」 → 「127.0.0.1」 → 「Manage Server」を押します
サーバーのステータス状況が確認できるので、ステータスが以下のようになっていれば設定は問題なくされており「Memcached」が正常に動作しています
- 「Memcached Server Status」が「Server online. Connected.」
- 「SET TEST」が「SUCCESS」
- 「GET TEST」が「SUCCESS」
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