fstabの書き方が間違っているいて起動しない場合の対処方法

2021-06-22

概要

先日データーセンター作業で、運用しているサーバーのディスク容量が少なくなり、HD交換として起動すると以下のエラーが表示されました

fsck.ext4: No such file or directory which trying to open /dev/sda1
                                                         [FAILED]

An error occurred during the file system check.
Dropping you to a shell; the system will reboot
when you leave the shell.
Give root passwrd for maintenance
(or type Control-D to continue):

fsckを実行する

交換したハードディスクに問題があるのかなと思い、FSCKを実施しましたがエラーはありません。交換したばかりのハードディスクなので、エラーがあると初期不良ですよね

# fsck -y /dev/sda1

fstabが記述ミスで起動できない

fsckでも駄目だったので原因を考えたらDISK交換した時に、下記のようにハードディスクが2台で構成されていたのを1台構成にしました。

【交換前】

ディスク マウントポイント
/dev/sda /
/dev/sdb /home

【交換後】

ディスク マウントポイント
/dev/sda /

構成変更した事なら、fstab を変更する事を忘れていることに気付きました。
fstabのsdbの箇所をコメントアウトして保存してみましたが、ファイルシステムが読み取り専用になっていて書き込みができません

An error occurred during the file system check.
Dropping you to a shell; the system will reboot
when you leave the shell.
Give root passwrd for maintenance
(or type Control-D to continue):

# vi /etc/fstab
/dev/sda1               /                  ext4    defaults        1 1
#/dev/sdb1               /home              ext4    defaults        1 1

W10: Warning: Changing a readonly file

E303: Unable to open swap file for "/etc/fstab", recovery impossible
Press ENTER or type command to continue

fstabを読み取り専用から書き込み可能に変更

ファイルシステムが読み取り専用になっているので、書き込みできるようにファイルシステムを下記のコマンドでマウントをします

# mount -o remount ,rw /

これでfstabの編集ができて無事に起動しました。

データーセンターの作業だと、ちょっとしたトラブルで慌てて冷静に作業できない事が多いので、無駄に時間がかかることが多いので、そんなときはトラブル事例を作っておくと良さそうですね

スポンサーリンク

0
0

LinuxCentOS 6

Posted by admin