MySQLからMariaDBへの移行作業
概要
CentOS 7.0 から標準でインストールされているDBは「MariaDB」に変更されているので、「MySQL」から「MariaDB」に変更した時の作業内容です
手順で使用したCentOSのバージョンは「CentOS 6.5」です、MySQLで yum でインストールできるバージョンです
MariaDBの公式ページにリポジトリ登録
MariaDBをyumでインストールする為、レポジトリを登録します、下記の内容はCentOS 6(64bit), MariaDB 10.0 の場合でのレポジトリです
OSのバージョンの違いで内容が変わりますので、下記のMariaDBの公式ページで内容を確認して下さい
$ sudo vi /etc/yum.repos.d/mariadb.repo # MariaDB 10.0 CentOS repository list - created 2015-02-04 01:21 UTC # http://mariadb.org/mariadb/repositories/ [mariadb] name = MariaDB baseurl = http://yum.mariadb.org/10.0/centos6-amd64 gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB gpgcheck=1
DBのバックアップ
MariaDBに移行する前に、MySQLのDBをmysqldumpコマンドでバックアップします
# バックアップ # mysqldump --all-databases -uroot -pパスワード --opt > ダンプファイル名 $ mysqldump --all-databases -uroot -pXXXXXX > /var/tmp/alldatabackup.sql # バックアップ戻し # mysql -u root -p パスワード < ダンプファイル名 $ mysql -uroot -pXXXXX < /var/tmp/alldatabackup.sql
MySQL アンインストール
MariaDBをインストールする前に、MySQLを停止・アンインストールします
また、my.cnfはバックアップをとっておき、MariaDBインストール後に置き換えます
・MySQLの自動起動の停止および停止
$ sudo chkconfig mysqld off $ sudo /etc/init.d/mysqld stop $ sudo cp /etc/my.cnf /etc/my_cnf.bak
・MySQLのアンインストール
$ sudo yum remove mysql* mysql-server mysql-devel mysql-libs Removing: mysql x86_64 5.1.73-3.el6_5 @updates 2.4 M mysql-devel x86_64 5.1.73-3.el6_5 @updates 388 k mysql-libs x86_64 5.1.73-3.el6_5 @updates 4.0 M mysql-server x86_64 5.1.73-3.el6_5 @updates 25 M Removing for dependencies: perl-DBD-MySQL x86_64 4.013-3.el6 @base 338 k php-mysql x86_64 5.3.3-40.el6_6 @updates 216 k
MariaDB インストール
MariaDBをyumでインストールします。また、MySQLをアンインストール時に一緒にアンインストールされた関連パッケージも入れ直します
# MariaDBをインストール $ sudo yum install MariaDB-devel MariaDB-client MariaDB-server # 関連パッケージ(perl-DBD-MySQL,php-mysql)インストール ※使用されているパッケージは環境によって異なります $ sudo yum install perl-DBD-MySQL php-mysql
設定ファイル(my.cnf)をバックアップしているファイルと置き換えます
$ sudo cp /etc/my_cnf.bak /etc/my.cnf
MariaDBの自動起動及び起動
# MariaDB スタート sudo service mysql start # 自動起動設定 sudo chkconfig mysql on
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