CentOS 8 初期設定(Vultr)
CentOS 8のインストール後の初期設定
Lightsail のVPSで稼働していたこのWEBですが、CentOS8がリリースされてもLightsail では使えないので、同じ月費用で利用できるVultrに移行しました。Vultrは海外の会社ですが日本のリージョンが選択できるので安心です、1CPU / 1Memory / SSD:50Gのスペックが10ドルで利用できます。ただ管理画面が英語なので日本のクラウド・VPSよりは使い勝手が悪いです
パッケージリストのインストール(dnf)
CentOS 8よりパッケージ管理のインストールが「yum」より「dnf」に変更になりました。
「dnf」は Wikipediaでは、Dandified Yum (ダンディファイド ヤム)の略語らしいです。使い方は「yum」と同じです。
VultorのCentOS 8は「Minimal Install」、「Server」でインストールされているので、「開発者ツール(Development Tools)」を追加でインストールします
$ sudo dnf grouplist Failed to set locale, defaulting to C.UTF-8 Last metadata expiration check: 0:25:35 ago on Thu Jul 9 10:02:57 2020. Available Environment Groups: Server with GUI Workstation Virtualization Host Custom Operating System Installed Environment Groups: Server Minimal Install Installed Groups: Container Management Headless Management # 「Development Tools」がインストールされてなかったのでインストールします $ sudo dnf groupinstall "Development Tools"
SELINUXを無効に設定する
SELINUXが有効になっている場合は、無効にします。この設定はCentOS 7と同様です
$ sudo vi /etc/selinux/config SELINUX=disabled
ホスト名を変更する
SSHでログインした時にどのホストかわかりやすくするためにホスト名を変更します
$ sudo hostnamectl set-hostname <ホスト名>
一般ユーザー追加
SSHログインは「root」ログイン不可とするので、一般ユーザーを追加してそのユーザーでログインするようにします
$ sudo useradd <ユーザー名> $ sudo passwd <ユーザー名> <パスワード>
タイムゾーンの変更を日本に設定する
インストール後は、タイムゾーンが日本ではなくUTCとなっていたので、「Asia/Tokyo」に変更します
$ sudo timedatectl Local time: Thu 2020-06-04 02:37:21 UTC Universal time: Thu 2020-06-04 02:37:21 UTC RTC time: Thu 2020-06-04 02:37:21 Time zone: UTC (UTC, +0000) System clock synchronized: yes NTP service: active RTC in local TZ: no # タイムゾーンが「UTC」になっているので「Asia/Tokyo」に変更します $ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo $ sudo timedatectl Local time: Thu 2020-06-04 11:38:22 JST Universal time: Thu 2020-06-04 02:38:22 UTC RTC time: Thu 2020-06-04 02:38:22 Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) System clock synchronized: yes NTP service: active RTC in local TZ: no
SSHの設定変更
SSH設定は変更は以下のようにします
- ログインはデフォルトポートでは不正アタックが多いので、任意のポートに変更します
- rootログインは不可にします
$ sudo vim /etc/ssh/sshd_config Port 12487 PermitRootLogin no
F/W 停止
Vultorでは管理画面のF/Wを利用してセキュリティ対策できるので、OSの「firewalld」は停止します
# firewalld 自動起動設定確認 $ sudo systemctl is-enabled firewalld enabled # firewalld 自動起動設定停止 $ sudo systemctl disable firewalld firewalld stop $ sudo systemctl stop firewalld
sudo コマンドを許可
$ sudo visudo <ユーザー名> ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL
ロケールの変更
日本語ロケールではなく、ローける設定が「us」になっているので、日本ロケールに変更します
$ localectl System Locale: LANG=en_US.UTF-8 VC Keymap: us X11 Layout: us $ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 $ source /etc/locale.conf $ localectl System Locale: LANG=ja_JP.utf8 VC Keymap: us X11 Layout: us
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