強制的にハードディスクを外す(macOS)

2021-06-30

macOSで外付けHDが取り外しできない場合の対処方法

Time Machine等で外付けHDにバックアップを取った場合にバックアップ終了後、外付けHDを取り外してもエラーになって外付けHDが外せない場合の対処方法ですが、umountコマンド強制アンマウントのオプションの「-f」をつける事で強制アンマウントできます。

強制アンマウントですので、外付けHDにアクセスがある状態ではディスク故障の恐れもあるのでアクセス中は控えたほうが良いと思います

取り外せないHDに「umount」で強制アンマウントする

「umount」コマンドを使うにはCUIのターミナル操作になるのでターミナルを起動します。umountコマンドは以下の書式となります

書式:umount (デバイス名 or マウントポイント)

デバイス及びマウントポイントは「df」コマンドで確認できるのでdfコマンドで確認します。外付けHDの容量は2TBほどですので、下記の結果では Sizeを確認すると「1.8Ti」となっているので対象のHDがわかります、外付けHDは「/dev/disk2s2」となります

$ df -h
Filesystem      Size   Used  Avail Capacity iused               ifree %iused  Mounted on
/dev/disk1s1   234Gi  157Gi   73Gi    69% 1113180 9223372036853662627    0%   /
devfs          188Ki  188Ki    0Bi   100%     651                   0  100%   /dev
/dev/disk1s4   234Gi  3.0Gi   73Gi     4%       3 9223372036854775804    0%   /private/var/vm
map -hosts       0Bi    0Bi    0Bi   100%       0                   0  100%   /net
map auto_home    0Bi    0Bi    0Bi   100%       0                   0  100%   /home
/dev/disk2s2   1.8Ti  260Gi  1.6Ti    14% 2614914          4292352365    0%   /Volumes/backup

アンマウントはroot権限で行なったほうがいいので「sudo umount /dev/disk2s2」とコマンドを叩いて、アンマウントしますが「Resource busy — try 'diskutil unmount’」となりアンマウントできません

$ sudo umount /dev/disk2s2
umount(/Volumes/backup): Resource busy -- try 'diskutil unmount'

強制アンマウントのオプション「-f 」をつけて強制的にHDを取り外すと、アンマウントできます

$ sudo umount -f /dev/disk2s2

# 外付けHD(/dev/disk2s2)が取り外せているか確認
$ df -h
Filesystem      Size   Used  Avail Capacity iused               ifree %iused  Mounted on
/dev/disk1s1   234Gi  157Gi   73Gi    69% 1113193 9223372036853662614    0%   /
devfs          188Ki  188Ki    0Bi   100%     651                   0  100%   /dev
/dev/disk1s4   234Gi  3.0Gi   73Gi     4%       3 9223372036854775804    0%   /private/var/vm
map -hosts       0Bi    0Bi    0Bi   100%       0                   0  100%   /net
map auto_home    0Bi    0Bi    0Bi   100%       0                   0  100%   /home

 

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