シャットダウン後と再起動時の起動プロセスの違い【Windows 10 】
概要
パソコンを使っていて調子悪くなったり、ソフトがよくフリーズしたりすると「パソコンの再起動すると良いよ」てよく聞きますよね。再起動ですが、二通りのやり方がありますよね?
・PCのシャットダウンしてから起動する方法
・PCを再起動する
どっちも同じ操作に思えますが、Windows10では、OSを再起動する場合と、シャットダウンしてからの起動する場合の挙動が違います。
OSが起動するプロセス
OSが起動するまでのプロセスですが、大まかには以下のようなプロセスです。
- BIOS(Basic Input/Output System)の起動
- POST(Power On Self Test)の実行
- Windowsカーネルのロード
- デバイスドライバのロード・初期化
- ログイン
- ユーザープロファイルのロード
Windows10では、起動時間の短縮として「高速スタートアップ」と呼ばれている機能があります。
この機能は、シャットダウンの時点でのプロセスとドライバのイメージやを一時的にを「ハイバネーションファイル」に保存して、次回にパソコンを起動時に終了時に保存した「ハイバネーションファイル」を読み込むことで起動時間の短縮する機能です
上記のプロセスでは「4.デバイスドライバのロード・初期化」の短縮のために、ハイバネーションファイル」を読み込むことで起動時間の短縮する機能が「高速スタートアップ」です
「高速スタートアップ」をしようする起動方法は、従来の起動手順と違い、デバイスドライバの初期化をおこなわないので、周辺機器やドライバの関係で不具合が発生する可能性があります
「再起動」を選択した場合の起動時には従来と同じく「4.デバイスドライバのロード・初期化」を実施されます。
その為に、パソコンを使っていて調子悪くなったり、ソフトがよくフリーズしたりする場合は、高速スタートアップをしようしない「再起動」を実施したほうが良いです
高速スタートアップ を確認・無効にする方法
以前の記事(下記のリンクを参照)で高速スタートアップについて説明しています。
その記事で高速スタートアップを確認したり、無効にしたりする記事を書いていますので、参考にしてください
ディスカッション
コメント一覧
ファイルメーカーサーバーの共有ファイルが、win7のクライアントからはスムーズに見えるのに、win10のクライアントからは見えないという問題に悩んでおりました。しかし、win10のクライアントを起動後、すぐに再起動するとなぜか共有ファイルが見えておりました。なぜだろうかと悩み、探し続けてこのサイトにたどり着き「高速スタートアップ」を無効にしたところ、win10でもwin7と同じくスムーズに共有ファイルが見えるようになりました。有益な情報、感謝いたします。ありがとうございます。