OS X El Capitan インストール後、XtraFinderが動かない

2021-06-22

OS X El Capitan インストール後、[Command]+[X]で切り取りができなかったり、Finderの並び替えがXtraFinderを導入前になってしまいました。XtraFinderを再インストールしても駄目でした。

 


動かない原因ですが、OS X El Capitanで導入された新しいセキュリティシステムの SIP(System Integrity Protection)が制限している模様です。このSIPを無効にすれば、XtraFinderを利用することは可能です

無効化の方法ですが、XtraFinderと同様に Finderをより便利にする「TotalFinder」も同じくSIPの影響で動作ができなくなっており、SIPの無効かの方法が紹介されています
URL: http://totalfinder.binaryage.com/system-integrity-protection

SIP(System Integrity Protection)とは?

システムプロセスやフォルダを保護する新機能で、root権限ですら変更できないような そのファイル・ディレクトリ・プロセスにアクセスができない領域・権限を作ることによりよりシステムを安全にする、と言ったものです。
Linuxで言えば、SELinuxに近い機能と思います

SIP(System Integrity Protection)の無効化

1.ターミナルを起動して、「csrutil status」を入力して、SIPが有効か確認する。

$ csrutil status
System Integrity Protection status: enabled.
# status: enabled.なら有効です

2.Macを終了し、電源OFFの状態にします
3.「Commandキー」と「Rキー」を押しながらリカバリーモードで起動します
4.リカバリーモードで起動したら、ターミナルし起動し「csrutil enable –without debug」と入力します

$ csrutil enable --without debug
System Integrity Protection status: enabled.
# status: enabled.なら有効です

5.再起動します
6.ターミナルを起動して、「csrutil status」を入力して、SIPのステータスを確認する。下記のようになっていると一部の機能が制限状態です

$ csrutil status
System Integrity Protection status: enabled (Custom Configuration).

Configuration:
Apple Internal: disabled
Kext Signing: enabled
Filesystem Protections: enabled
Debugging Restrictions: disabled
DTrace Restrictions: enabled
NVRAM Protections: enabled

This is an unsupported configuration, likely to break in the future and leave your machine in an unknown state.

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