パッケージの更新後にサービスの再起動が必要なサービスを表示する「needs-restarting」

「yum update」,「dnf update」を実施してパッケージを更新した後に、再起動が必要なサービスを表示する

yum update」,「dnf update」を実施してパッケージを更新した後に、再起動が必要かどうかのわからない場合はあります。

いつもは「yum update」,「dnf update」の際に、パッケージの更新の対象に普段に起動しているサービスがあれば、その都度再起動を実施していましたが、「needs-restarting」を使用するとパッケージを更新後に再起動が必要なパッケージ一覧を表示されます

needs-restarting をインストールする

needs-restarting は、「yum-utils」のパッケージ内に含まれます。下記のコマンド等で「needs-restarting」が含まれていない場合はインストールが必要です

$ rpm -qa | grep needs-restarting

needs-restarting は、「yum-utils」のパッケージ内に含まれまているので、「yum-utils」をインストールします

$ sudo dnf install yum-utils

使用方法は、needs-restartingを実行すると下記のように表示されます

$ sudo needs-restarting
1 : /usr/lib/systemd/systemd --switched-root --system --deserialize 17 
650 : /usr/lib/systemd/systemd-udevd 
736 : /sbin/auditd 
738 : /usr/sbin/sedispatch 
761 : /usr/sbin/smartd -n -q never 
768 : /usr/lib/systemd/systemd-logind

サービスの再起動が必要なサービスを表示

パッケージ更新後にサービスの再起動が必要なサービスのみを表示するには「-s」のオプションを使用します

$ sudo needs-restarting -s
saslauthd.service
dovecot.service
serial-getty@hvc0.service
chronyd.service
getty@tty1.service
auditd.service
tuned.service

システムの再起動が必要なサービスを表示

コアのライブラリが更新された場合は、サーバーの再起動(リブート)が必要な場合があります、その場合のサービスの一覧を表示するには「-r」のオプションを使用します

$ sudo needs-restarting -r
Core libraries or services have been updated since boot-up:
  * glibc
  * linux-firmware

 

 

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