Ubuntu の Livepatch サービスの更新失敗
messagesのログ監視でfailで検知しました
Task "refresh" retries exhausted with error: livepatch check failed: POST request to "https://livepatch.canonical.com/v1/client/xxxxxxxxxxxxxxx/updates" failed.
ログですが、Ubuntu の Livepatch サービスが、Canonical のサーバーと通信しようとした際に問題が発生し、更新の失敗した際のメッセージです
Livepatch とは?
Livepatch は、Ubuntu の再起動なしで Linux カーネルのセキュリティパッチを適用できるサービスです。
再起動が必要としないので、サーバーなどの稼働時間を長時間維持できます。このサービスは通常、バックグラウンドで定期的に Canonical のサーバーに接続し、新しいパッチがないか確認しています。
エラーの詳細
Task "refresh" retries exhausted with error
これは、Livepatch がサーバーへの接続を複数回試みたが、すべて失敗したことを意味します。
livepatch check failed
Livepatch の更新確認プロセス自体が失敗しました。
POST request to "https://livepatch.canonical.com/v1/client/xxxxxxxxxxxxxx/updates" failed.
Livepatch クライアントが、セキュリティアップデートの情報を取得するために、Canonical のサーバーに対して HTTP の POST リクエストを送信しましたが、何らかの理由でこのリクエストが失敗しました。xxxxxxxxxxxxxxxは、あなたのコンピュータを識別するための一意のクライアント IDです。
このエラーメッセージは、Ubuntu の Livepatch サービスが、Canonical のサーバーと通信しようとした際に問題が発生し、更新の確認ができなかったことを示しています。
エラーの意味
Livepatch とは?
Livepatch は、Ubuntu の再起動なしで Linux カーネルのセキュリティパッチを適用できるサービスです。これにより、サーバーなどの稼働時間を最大化できます。このサービスは通常、バックグラウンドで定期的に Canonical のサーバーに接続し、新しいパッチがないか確認しています。
エラーの詳細
Task "refresh" retries exhausted with error
これは、Livepatch がサーバーへの接続を複数回試みたが、すべて失敗したことを意味します。
livepatch check failed
Livepatch の更新確認プロセス自体が失敗しました。
POST request to "https://livepatch.canonical.com/v1/client/1a37cd8db0a441c28b4cfbf0a7c7335d/updates" failed.
Livepatch クライアントが、セキュリティアップデートの情報を取得するために、Canonical のサーバーに対して HTTP の POST リクエストを送信しましたが、何らかの理由でこのリクエストが失敗しました。1a37cd8db0a441c28b4cfbf0a7c7335d
は、あなたのコンピュータを識別するための一意のクライアント IDです。
考えられる原因
このエラーが発生する主な原因は以下のいずれかです。
1. ネットワークの問題
- インターネット接続がないか、不安定である。
- ファイアウォールやプロキシサーバーの設定により、
livepatch.canonical.com
への通信がブロックされている。 - DNS(ドメインネームシステム)の解決に問題がある。
2. Livepatch サービスの問題
- Livepatch サービス自体が一時的にダウンしているか、サーバー側でメンテナンスが行われている。
- クライアントの認証情報(
client ID
)に問題がある。
3. システム時刻の問題
- システムの日付と時刻がずれている場合、SSL/TLS 通信(HTTPS)の認証が失敗することがあります。
Livepatch を手動で適用
特にサーバーには問題がないと思うので、相手側の問題で適用に失敗している可能性が高いので、手動でLivepatch を手動で適用するようにします。
手動で実行するコマンドは以下です
$ sudo canonical-livepatch refresh
上記のコマンドを実行すると、Livepatch クライアントは Canonical のサーバーに接続し、利用可能なカーネルのセキュリティパッチがあるか確認し、あれば即座に適用します。
Livepatch が適用できているか確認するには、下記のコマンドでLivepatch が有効かどうか、最後に更新が適用された日時等が確認できます
$ sudo canonical-livepatch refresh checking for patches nothing to apply kernel: 6.8.0-78.78-generic patch state: ✓ no livepatches available for kernel 6.8.0-78.78-generic
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