Apacheで組み込まれているモジュールの確認方法

Apache 2.4系でApache HTTPサーバーでロードされているすべてのモジュールを確認しようと「apachectl」コマンドで確認しましたが下記のエラーでロードされているモジュールは確認できません。バージョン情報は表示されるので「apachectl」コマンドは使えています

$ apachectl -M
apachectl: The "-M" option is not supported.

# バージョン情報はapachectlコマンドで表示されます
$ apachectl -v
Server version: Apache/2.4.57 (CentOS Stream)
Server built:   Feb  7 2024 00:00:00

「apachectl」コマンドではロード(組み込まれている)されているモジュールは確認できないので「httpd」コマンド確認しました

$ httpd -M
Loaded Modules:
 core_module (static)
 so_module (static)
 http_module (static)
 access_compat_module (shared)
 actions_module (shared)
 alias_module (shared)
 allowmethods_module (shared)
 auth_basic_module (shared)
 auth_digest_module (shared)

apachectl -M」コマンドが利用できない場合は、「httpd -M」コマンドを利用してロードしているモジュールを確認すればいいようです

「apachectl」と「httpd」の違いは以下となります

httpd

  • 概要: httpd は、Apache HTTP サーバーの本体(デーモン)です。これを直接実行することで、Apache サーバーを起動したり停止したりします。
  • 使用例:
    • サーバーを起動する: sudo httpd
    • モジュール一覧を表示する: httpd -M
    • 設定ファイルの構文チェックを行う: httpd -t
  • 役割: Apache サーバー自体の実行や設定チェック、デバッグ情報の表示など、サーバーの動作に直接関連するコマンドが含まれています。

apachectl

  • 概要: apachectl は、Apache HTTP サーバーを制御するためのラッパースクリプトです。このスクリプトは、httpd コマンドを実行するための便利なインターフェースを提供します。
  • 使用例:
    • サーバーを起動する: sudo apachectl start
    • サーバーを停止する: sudo apachectl stop
    • サーバーを再起動する: sudo apachectl restart
    • サーバーの設定をテストする: sudo apachectl configtest
  • 役割: apachectl は、Apache サーバーの起動、停止、再起動、設定テストなど、一般的な管理タスクを簡単に実行するために使用されます。複雑なオプションを覚える必要がなく、標準的な操作をシンプルに行うことができます。