Windows11 コマンドプロンプトでHDDベンチ(winsat )
Contents
WinSATを利用してHDDの速度を計測する
Windows 11では、Linuxの「hdparm」のように「ソフトを使わずにHDDのベンチマーク(読み取り速度など)を計測するコマンドラインツール」はありませんが、WinSAT(Windows標準システム評価ツール)というコマンドラインツールがあります。
このツールで測定するドライブを指定するとディスクの読み取り速度等を取得できます
- -drive オプションで対象ドライブを指定します(例:C, D など)
- 測定結果に「Disk Sequential Read」などが表示されます
C:\Windows\System32>winsat disk -drive c Windows システム評価ツール > 実行中: 機能の列挙 '' > 実行時間 00:00:00.00 > 実行中: 記憶域の評価 '-drive c -ran -read' > 実行時間 00:00:00.36 > 実行中: 記憶域の評価 '-drive c -seq -read' > 実行時間 00:00:04.70 > 実行中: 記憶域の評価 '-drive c -seq -write' > 実行時間 00:00:02.64 > 実行中: 記憶域の評価 '-drive c -flush -seq' > 実行時間 00:00:00.58 > 実行中: 記憶域の評価 '-drive c -flush -ran' > 実行時間 00:00:00.61 > Dshow ビデオ エンコード時間 0.00000 s > Dshow ビデオ デコード時間 0.00000 s > メディア ファンデーション デコード時間 0.00000 s > Disk Random 16.0 Read 426.70 MB/s 8.2 > Disk Sequential 64.0 Read 1530.15 MB/s 8.8 > Disk Sequential 64.0 Write 1330.40 MB/s 8.7 > シーケンシャル書き込みでの平均読み取り時間 0.079 ms 8.8 > 待ち時間: 95 パーセンタイル 0.212 ms 8.9 > 待ち時間: 最大 0.500 ms 8.9 > ランダム書き込みでの平均読み取り時間 0.086 ms 8.9 > 合計実行時時間 00:00:09.09
コマンドを実行するとコマンド終了後のプロンプトが消える場合
winsat disk -drive c を実行して処理が終了すると、プロンプトに戻って結果が表示されず、ウィンドウがそのまま閉じる場合があります。
その場合は以下の原因や対処方法が考えられます。
-
コマンドプロンプト(cmd.exe)を「ダブルクリック」などで開いた場合
-
コマンドを打った直後に
winsat
が実行され、終了と同時にウィンドウも閉じてしまうことがあります。
-
-
ターミナルの動作設定により、自動的に閉じるようになっている
-
特に Windows Terminal や PowerShell のショートカットから実行する場合に発生。
-
対策: コマンドプロンプトまたはPowerShellを明示的に開く
-
「スタート」→「cmd」や「PowerShell」と入力して、右クリック→「管理者として実行」
-
winsat disk -drive c
を入力して実行
→ 結果がそのままウィンドウ上に表示され、プロンプトが消えず残ります。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません