Zabbix の最新バージョンにバージョンアップについて

ZabbixのWEB画面にアクセスして、システム情報を確認すると下記のように「新しいバージョンがリリースされています」と表示されます。

その都度、rpmコマンドでインストールパッケージを表示して、アップデートに必要なパッケージをアップデートしていました

# rpmコマンドでインストールされているzabbix関連のパッケージを確認
$ rpm -qa|grep zabbix 
zabbix-web-7.0.8-release1.el8.noarch
zabbix-sql-scripts-7.0.8-release1.el8.noarch
zabbix-web-mysql-7.0.8-release1.el8.noarch
zabbix-release-7.0-5.el8.noarch
zabbix-agent-7.0.8-release1.el8.x86_64
zabbix-apache-conf-7.0.8-release1.el8.noarch
zabbix-selinux-policy-7.0.8-release1.el8.x86_64
zabbix-web-japanese-7.0.8-release1.el8.noarch
zabbix-web-deps-7.0.8-release1.el8.noarch
zabbix-web-service-7.0.8-release1.el8.x86_64
zabbix-server-mysql-7.0.8-release1.el8.x86_64

# インストールされている関連のパッケージをdnfコマンドでインストール
$ sudo dnf update zabbix-web zabbix-sql-scripts zabbix-web-mysql zabbix-release zabbix-agent zabbix-apache-conf zabbix-selinux-policy zabbix-web-deps zabbix-web-service zabbix-server-mysql

関連のパッケージが多いので、面倒と思いながらその都度行っていました。
少し冷静に考えると、dnf updateコマンドはアップデートされているパッケージが対象なので、その都度パッケージ名を並べなくても、「dnf update 'zabbix*’」とやれば良いことに気づきました。

dnf update 'zabbix*’ のメリット

  • 簡便性: インストール済みのZabbix関連パッケージを一括でアップデート可能
  • 安全性: 未インストールのパッケージや不要なパッケージは対象外
  • 依存関係の自動処理: 必要な依存パッケージが自動的にアップデートされる
  • メンテナンス負荷の軽減: パッケージ名を抽出・管理する手間が省けます。

数ヶ月、無駄な事をやっていましたが、次回から「dnf update 'zabbix*’」の1行コマンド済むので作業が楽になります